新型コロナウイルスの後遺症はどんなものがあるの?


2020年は生活が激変した人も多いのではないでしょうか?
先日、コロナウィルスの後遺症のニュースをみて症状が人によって違う事を知りました。
まだまだわからないことも多いコロナの後遺症を今回はまとめてみました。

コロナウイルスを重篤化させないためには免疫が大切

新型コロナウイルスと心臓に関する論文を紹介します。
若者を含めて報告が増えている後遺症に、ウイルスによる心臓へのダメージが影響している可能性があり、今後の研究が必要といわれています。

1)ドイツからの報告

新型コロナウイルスに感染して2から3か月経過した100名に対しての心臓のMRI検査を行ったものをみつけました。
平均年齢は49歳(45から53歳)で感染が確定してからMRI検査までの期間は平均71日(64から92日)。
67名は自宅で療養し33名は入院して治療を受けた方を対象にMRIを行ったようです。
MRIの結果78名は心臓MRIで画像上の異常が認められ、60名では感染から2か月以上経過しているのにも関わらず心筋の炎症が続いていたとのことです。
感染時の症状の重さにかかわらず、多くの感染経験者で心臓への影響が続く可能性が示唆されています。

参考:Puntmann et al., Outcomes of Cardiovascular Magnetic Resonance Imaging in Patients Recently Recovered From Coronavirus Disease 2019 (COVID-19). JAMA Cardiology 7月27日オンライン版

2)ドイツからの報告~新型コロナウイルスで死亡した患者を解剖し、心臓への影響を調べた~

またもやドイツからの報告ですが対象となったのは39名で、死亡時の平均年齢は85歳(78から89歳)です。
心臓組織から検体を採取しPCR検査を行ったところ、24名(61.5%)で新型コロナウイルスのRNAが検出されました。
16名は、RNA量が特に多かったようです。
この16名においては、炎症性サイトカインの遺伝子発現も増加していたとのことです。
しかし、リンパ球などの炎症性細胞の浸潤(じゅんしん)は見つかっていないようです。
ウイルスは心筋そのものではなく、間質細胞もしくは浸潤(じゅんしん)しているマクロファージに存在していると考えられました。
ウイルスの存在が長期的にどのような影響を与えるか、今後の検討が必要ですね。

参考:Lindner et al., Association of Cardiac Infection With SARS-CoV-2 in Confirmed COVID-19 Autopsy Cases. JAMA Cardiology 7月27日オンライン版

まとめ

コロナウィルスに対してはまだまだ楽観視はできませんね。
しかし、あまり神経質になりすぎるとストレスから免疫が低下してしまう可能性があるので考え物です。
ワクチンの完成を願いつつ、清潔に保つよう心がけてウィルスに感染しないよう行動することが大切ですね。
今回はまだまだわかっていない新型コロナウィルスの後遺症について調べてみました。


参考:山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

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